
インドネシア人との結婚手続き質問集
最終更新日:2025年2月18日 行政書士 勝山 兼年
Ⅰ:どのくらいの期間を要しますか?
書類が揃いましたら、当事務所が内容等確認に在大阪インドネシア共和国領事館に参ります。1週間ほど猶予ください。婚姻要件具備証明書の発行は午前中に申請し午後から証明書の受け取りをすることができます。数日内に日本の市役所にて婚姻届を済ませたのちに、結婚証明書の発行申請をします。10日ほど後に領事館より証明書が郵送されます。

婚姻要件具備証明書発行、結婚証明書発行の申請において、インドネシア人日本人お二人が領事館に出向くことが必須です。インドネシアの在留資格については問われませんので、短期滞在査証で滞在でも構いません。
Ⅲ:インドネシア人婚約者が技能実習生ですが日本滞在中でも対応可能ですか?
対応可能です。ただし、インドネシア人側の提出書類について、当人がインドネシアに帰国しないと取得できない場合もございます。実習生のうちは帰国できないのであれば、手続きが滞ってしまいます。

Ⅳ:インドネシア人婚約者がオーバーステイ状態でも対応可能ですか?
対応可能な場合もございますが、状況次第です。その後の在留資格手続きも含めて個別に詳細をヒアリングしたうえで対応を考えます。先にお電話をください。

日本人が海外在住であっても、住民票が日本にあれば対応させていただきます。住民票がなければ対応できませんので、一時的でも日本に住民票を移してください。

インドネシアム国の領事館に提出する書類ですので、インドネシア語のみで受け付けてもらえます。ただし、日本の婚姻届や在留資格手続きで提出するインドネシア語書類については日本語訳を添付する必要がございます。
Ⅶ:結婚成立後に配偶者としての在留資格手続きも代行してもらえますか?
出入国在留管理局での配偶者在留資格手続きの代行もさせて頂きます。当事務所はインドネシア人に限らず、配偶者在留資格(結婚ビザ)の専門事務所で実績は十分です。安心してご依頼ください。

Ⅷ:日本人の私は無職で殆ど収入がありません。そのような場合でも対応可能ですか?
対応可能です。結婚手続きにおいてはインドネシア国、日本国ともに収入などを問われることはございません。ただし、配偶者となったインドネシア人が日本で暮らすための在留資格手続きにおいては、許可がなされない可能性があります。出入国在留管理局の審査で、身元保証人となる日本人配偶者の収入や納税状況が審査の対象となるからです。インドネシアで暮らすのでしたら、問題はないでしょう。

インドネシア人との結婚手続き事例
- 先に日本で結婚し、領事館に報告する場合
介護事業所で働く日本人Nさんは、同僚で技能実習生だったインドネシア人と交際していました。在留期間を迎えてインドネシアに帰国したお相手とは、将来結婚して日本で暮らそうと誓い合いました。Nさんは帰国したインドネシア人のもとを訪れ、両親に挨拶し、二人の結婚の承諾も貰いました。日本に戻ったNさんおもとに、インドネシアのお相手から各種の証明書類がおくられてきました。在日本インドネシア大使館で書類を確認してもらったところ、不備はないとのことでした。
Nさんが身元保証人となりインドネシア人お相はの短期滞在ビザ90日の発給を受け日本に入国しました。直ぐに二人で在日本インドネシア大使館に出向き、インドネシア人の婚姻要件具備証明書の発行を受けました。その婚姻要件具備証明書を持ってNさんの本籍地役場で婚姻届けをしました。日本の婚姻に関する書類を在日本インドネシア大使館に郵送し、二人の結婚証明書が発行されました。
日本とインドネシア国の婚姻が成立しましたので、出入国在留管理局にインドネシア人お相手の在留資変更許可申請を行いました。2か月程で、許可され在留カードが交付されました。在留カードを日本人住所地役場に提出のうえ住民登録し、二人の日本での結婚生活が始まりました。